3.5. タプル

タプルは複数の要素を一つにまとめるデータ構造です。後に解説するリストとの違いは、作成した後に要素の追加や削除が出来るか出来ないかです。 タプルの場合は作成した後の要素の追加や削除は「できない」、リストの場合は「できる」と覚えておきましょう

3.5.1. タプルとは

タプルは簡単に作成することができます。タプルの作成方法を見てみましょう。

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  import datetime
  today = datetime.date.today()
  test = (today.year, today.month, today.day)
  print (test)
  print (test[0])
  print (test[1])
  print (test[2])

出力

(2010, 5, 8)
2010
5
8

この3行目でタプルを作成しています。要素を3つ「 () 」(カッコ)を使用して囲んでいます。これでその3要素を保持しているタプルとして作成することができます。

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  test = (today.year, today.month, today.day)

3.5.2. タプルの要素

タプルの要素へのアクセスは配列と同じように行います。test 自体を表示するとタプルのすべての要素が括弧でくくられて表示されます。test[0]では最初の要素が、test[2]では3番目の要素が取り出されます。タプルの要素をアクセスする添え字は、配列と同じように最初が0, n番目がn-1であることを覚えておきましょう。

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  print (test)
  print (test[0])
  print (test[1])
  print (test[2])

出力

(2010, 5, 8)
2010
5
8

3.5.3. タプルの呼称

タプルという機能はC言語などのプログラミング言語ではあまり見られませんが、データベースは自然言語のプログラミング技法の中ではよく使われます。そしてタプルという概念の呼び方は一定していないので注意が必要です。英語ではtupleと書きますが、タプル、チュープルという発音があり、日本語でもタプルと書かれたりチュープルと書かれたりします。さらにn-tupleまたはn組と呼ばれる場合もあります。要素数が2の場合2-tuple, ordered pair, 2つ組, 要素数3の場合 triple, triplet, 3つ組などと呼ばれます。いずれもタプルの特別な場合であるということを覚えておくと役立つでしょう。